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症例CASE11
50代 女性 椎間板ヘルニア 坐骨神経痛
腰やお尻の奥がうずくように痛く、脚にかけても常にピリピリするような感覚やしびれがあるとのことで来院されました。
整形外科では、椎間板ヘルニア、坐骨神経痛と診断されたものの、鎮痛剤を処方されるだけで症状は一向に快方に向かわず、短時間の間でも椅子に腰かけていることが辛くて出来ず、しばらくの間立っていることも辛い状況で、コンサートに行かれたり映画を観たりするのが大好きな患者様でいらっしゃいましたが、3か月前ぐらいからすべて出来なくなってしまい、家でも横になってらっしゃることが多いそうでした。
初回来院された時は、最初に座位でさせていただく施術も5分と持たず、うつ伏せの状態で施術を受けて頂きました。座れるようになるまでかなり時間がかかるかと思われましたが、2回目来院された時には座位での施術も短い時間でないにも関わらず最後まで座った状態で受けられるようになっておられ、初回の施術翌日には以前の立っていられないという程ではなくなったそうです。
3回目の施術にみえた頃には、日によって痛み方は違うが腰の痛みは和らいできており、その数回後には痛みの感じ方が同じ場所に集中して感じていたのが分散したような感覚で、日にもよりますが腰の痛みはあまり気にならなくなり、その後はお尻の痛みもあまり感じなくなってきて、ご自宅でも長く座っていられるようになられました。
初診からしばらくは間隔を詰めて来院していただき翌月からは月に2回くらいのペースで来院していただき、まだふくらはぎに違和感があったり足首がまだ痛んだりなどがありましたが、1か月以上ぶりに来院されたときには、ご本人曰く「山は越えた感じがします」とのことで、ふくらはぎの違和感や足首の痛みも抜けて、大好きな映画を観に行かれたそうですが、まったく座っていることも辛くなく最後まで普通に観られたと大変喜んでおられました。
その後もどんどん快方に向かわれ長時間立ちっぱなしのコンサートへも行けるようになり、今は以前のように制限されることもなく活動的に過ごされており、欠かさずメンテナンスで来院されています。
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症例CASE12
20代 女性 数か月間しゃっくりが止まらない
数ヶ月前からしゃっくりが止まらず、あまりに頻発するために会社も休職せざるを得ない状態でいらっしゃいました。
病院で喉にカメラを通して異常がないかなど色々検査してもらってもまったく異常はなく、精神を安定させるような漢方を処方されるだけで、他の整体院にも通院されてみたそうですが、一向に治まらないとのことでした。
初めて来院されたときの印象は、しゃっくりというよりも、しゃっくりとげっぷを足して2で割ったような予想以上に激しいものでそれが頻発するので私も驚かされましたが、他人が思うほどご本人はそれほどしんどいというような自覚はないとのことでした。
自律神経系の不具合ではないかと思い、オステオパシーは自律神経にも作用しますので、全身のバランスを整えさせていただくことで初回帰っていただきました。
その夜は寝るまでまったく出ることがなかったそうで、その後はこれまでよりも出る回数が激減されたとのことでした。
2回目来院された時には本人のおっしゃる通り、初回とは比にならないくらい出る頻度は減っていて、2回目の施術以降は、出すことのほうが難しいと感じられるくらいパタリと治まったとのことでご連絡いただきました。
この方のように、自律神経の乱れから身体の不具合(腰痛など)や頭がボーッとしてきて、心療内科の投薬でもどうしようもならなくて通院されている方も他にいらっしゃいますので、ご参考になさってください。 -
症例CASE13
20代 女性 産後腰痛
産後6か月、抱っこやオムツを変える体勢も辛く、来られた時には立ち上がるにも施術のベッドに手をつかないと腰が痛くてキツい状態で来られました。お子さんを連れてこられてたので、ベビー布団を敷いて施術時間にも余裕を取ってお子さんが泣いたら抱っこしたり授乳したりしてご機嫌をとりながらの施術でした。
産後に無理をされたのか、産後開いていた骨盤が閉じる時に不具合が生じたのか、尾てい骨のすぐ上にある仙骨と大きな腰の骨(腸骨)の間の腰痛をよく引き起こされるとされると言われる仙腸関節の可動域がかなりなくなっており、腰の骨(腰椎)の可動域もかなり制限されていました。
脊椎(背骨)の可動域が少なく固くなっているところをすべて見つけて緩めていき、骨盤の矯正。骨盤の矯正と言っても骨盤の大きな骨(腸骨)の傾きやねじれを矯正するだけではなく、仙骨の矯正がとても重要で、両方とも矯正してはじめて骨盤矯正と言えます。整体の先生によっては腰痛を引き起こすきっかけになる仙腸関節は動かないと言われる先生や、骨盤の大きな骨(腸骨)だけを矯正して骨盤矯正とされる方もいらっしゃいますが、仙腸関節の可動域が十分にある状態にすることがとても重要になってきます。
彼女の場合、骨盤矯正と共に仙腸関節をしっかりと動く状態にし、首まで全身のバランスを整えて帰っていただきました。
1回の施術で、9割がた腰痛は解消し、2回施術した時点ではもう来院していただく必要はなくなりました。
産後痛みを我慢して育児を頑張ってらっしゃる方も多いかと思いますが、産後の腰痛に関わらず、痛みが出だして自然治癒しそうにない場合は、痛み出してから長く放置されればされるほど治るまでの期間もかかるケースが多いので、出来るだけ早く来院されることをお勧めします。 -
症例CASE14
10代 女性 歩行、走行時の股関節周り、坐骨、恥骨痛
部活で短距離走の選手である高校生の患者様でした。1年以上前から、走ったり日常生活で歩いたりする時でも、坐骨(お尻の骨付近)や股関節の前側、外側、時によっては恥骨にまでキーンと響くような痛みが走り、日常生活並びに部活もその響くような痛みのために思ったように出来ず、病院、整骨院、カイロプラクティックや鍼、気功など治癒する可能性のありそうなものは10か所以上色々と試されてきましたが、結局痛みが取れないとのことで来院されました。
股関節などには特に目立った問題はなく、ただ、脊椎(背骨)の土台となっている仙骨が大きく傾き捻じれており、さらに骨盤も大きく捻じれているために、骨盤、股関節周辺の筋肉や靭帯がこわばってしまい、少しの動作でも響いてしまうほど腰回りの柔軟性がなくなってしまっていました。
異常が出だしてからかなりの時間が経っていたため、矯正しても身体自身が引き戻す力も強く、最初のほうはかなり間隔を詰めて来院していただきました。
毎回全身の矯正は致しますが、特に腰回りのねじれ、つまり骨盤の一つである仙骨含め、骨盤の傾きとねじれを毎回完全に取ることで正常な状態にしていき、ねじれることで引き起こされてしまった腰回りの緊張を緩めていくことに重点を置いていくように施術していきました。
引き戻されたりの波もありましたが、痛みを感じない日が少しづつ増えていき、今は日常生活では支障なく、部活で走っても少し違和感を感じる時はあるものの、以前のように痛みが強くでることもなく普通に部活をされており、これからは月1度のペースでメンテナンスに通われるとのことです。